わんわん帝國 ヲチ藩国

電網適応 アイドレス 2008年4月より再始動  現在ターン12(βテスト)中

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イベント59


「想いは一つ」  作 砺波一哉


その日、玉座の間には藩王を含めた10名の主要国民たちが集結していた。

直に伝令の兵がここを来るはずなので集められたのだ。

「FVBに根源種族が集結中!さくらつかさ王から各国へ支援要請が来ています!!」

兵士の一人が息を切らして玉座の間へ報告に来た。

「うちの国庫はどの位残ってる?」

藩王ヲチが摂政GULEに聞くと即座に答えた。

「自国で手一杯。戦争できるほどの食料の余裕はないですな。」

その意見にヲチはにやりと笑う。そこにいる誰もが同じように。

「俺たちが一番大事にしてるのはなんだ?」

誰もがわかっていた。

どんなに苦しくても、辛くても、何よりも優先しなきゃいけない事がこの世界にはあるって。

それが端から見たら単なる意地だと分かっていても、彼らにとってそれは信じるに足るものなのだ。

「変にかっこつけるなんてらしくないですよ。こうなったら軽くいきましょう」

石動がいつもの調子で言うとこんな時ぐらいもうちょっとしゃきっとしてくださいよとliangが嗜める。

その様子を見て、戸裏が呆れ、odが笑う。この二人は相変わらずいいコンビだ。

その横ではつきやまが砺波にたけきのこさんにアピールするチャンスですよってけしかけている。すっかり藩国にもなじんでいまや砺波のお姉さん代わりだ。

砺波は顔を真っ赤にしてあたふたしていて、正直まだまだ子供だなって思われてたりする。

タチコジも一緒に砺波をけしかけてたりする。意外にお祭り好きのようだ。

秋雪は大人としてかそんな光景を見て微笑んでいる。ヲチ藩国唯一の常識人とも言える。

いつもと何も変わらない情景。

でも、彼らの思いは唯一つ。

GULEがヲチに問いかける。その顔にはやはり笑みが浮かんでいた。

「藩王、ご決断を。」

いつも通り、軽く手を上げてヲチは答えた。

「さてと、いっちょ正義ってやつをやりにいきますか」





「FVB決戦」に従軍した一兵士の回想 文 liang 絵 つきやままつり


・ 注意 このSSはあくまでもPC視点の物です。
   よって、多少、事実と異なる所があっても、それは彼の勘違いの産物です。


何?あの「FVB決戦」について話してくれって?
別に構わないが、俺の話は詰まらん上に全然面白く無いぞ。
大体、戦争なんて悲惨なもんだ…
特に何も出来ず、ただ戦場で右往左往するだけで全く無力だった場合は…
ん?勝ち戦だったんだろうって?
確かに、我々わんわん帝國諸藩国連合軍は、敵指揮官であるアラダこそ討ち洩らしたものの敵機動兵器群を大量撃破、敵を撤退せしめ、防衛目標のたけきのこ藩王と、我々の生命線、天領との連絡路であるワールドタイムゲートの死守に成功し、戦略目標を見事に達成した。
完勝とは行かないまでも、先の「全員水泳大会事件」以来、根源種族に振り回されっぱなしの俺達に取っちゃ久方ぶりの大勝利だったな。
まあ、アウドムラが降って来てFVBの王城が壊れたり、土場藩国の新型I=D部隊が全滅したり、あの「赤にして慈悲」こと松ガイさんが行方不明になったり、と此方も無傷じゃなかったし、大量の物資も消費されたが…
確かに俺はあの戦いに参加はしたさ…しかしなあ…



あの戦いで、俺達ヲチ藩国歩兵部隊が配属されたのは、諸藩混成歩兵部隊第2小隊だった。
なんと言っても歩兵部隊だから当然、隊員は藩王以下歩兵ばかりの編成だ。
ちなみに、I=DパイロットのGULE摂政と砺波執政はI=D部隊、整備士のodさんと戸裏さんは整備部隊に、そして藩国随一の実力者、秋雪さんは対オーマ部隊へ、それぞれ配属されていた。
任務は、正面から突撃戦を敢行する友軍主力のI=D打撃部隊の支援という話しだったが、実際にはI=Dに乗れず、特殊技能も無い、帝國軍お得意のI=D部隊の突撃戦についてこられない連中を集めて、後詰に回したというのが実情だろう。
もっとも、チル200機の地上部隊が、FVBの王城を目指して進軍中という情報があったので、我々にも幾らか活躍する機会があるだろうと、その時は思っていた。
我々も含め藩連合軍各部隊が展開を完了し、友軍の偵察部隊が索敵を開始した時、歩兵隊第2小隊の兵士達は思い思いに過ごしながら、司令部の通信を(勝手に)傍受しつつ下命を待っていた。
その時、俺は通信機の近くで装備の点検をしてたんだが、近くの奴が聴いていた曲が妙に耳に残ってなあ…
え?そんな事はどうでもいいから先を続けろって?
そんなに急かさんでも…解ったよ、まあ、確かに関係ないし…
え~と、だ、傍受した通信の内容は偵察の失敗を伝えるものばかりで、大軍のはずの敵部隊を補足出来ないことに、司令部も戸惑っている様子だった。
広域に展開していた友軍各隊が王城近辺に呼び戻される中、未だ命令の無い、歩兵部隊の兵士達は{もしかして、俺達、忘れられてねぇ?}という一抹の不安を感じつつ、それでも通信機に耳を傾けていると、司令部の動きが俄かにあわただしくなった。
どうやら、偵察中のゴールデン部隊が敵を発見したらしい。
驚いたことに、敵は地上から進攻してくるだろうという、此方の予想を裏切り、1万mもの高空から要塞艦による強襲降下を仕掛けて来たという。
(アウドムラってそんな高度まで上昇できるんやねぇ…)と、場違いな感心をしていたその時だ。『質量爆弾だ!迎撃が間に合わない!総員退避!王城部隊は直ちに城外へ逃れよ!』
通信機からそんな絶叫が聞こえて来たのは。
これからしばらくは、無線が輻輳して何が起こったのか良く分からない。
虚をつかれた王城の友軍は完全に混乱していた。独楽に似た形をした、全長2kmのアウドムラが、FVB王城のある方向に落下していく様子は、離れた百華山からもよく見えたよ。
でっかい要塞艦が落着しようとしても王城部隊は混乱から立ち直っておらず、未だどの部隊も城外に退避できた様子は無い。
あれの下敷きになって生き残れるわけが無い…王城部隊はもう駄目かと、思った時だ、城に突き刺さった辺りで、突然アウドムラが止まった。
理由は解らないながらも、とりあえず生き延びた友軍は落ち着きを取り戻し、混乱から立ち直りつつあった。
ようやく、機能を取り戻した司令部と王城部隊の通信からは、「ヤガミ」と「日向」という、敵アラダの名前を確認できた。
通信内容によれば、どうやら敵指揮官である二人のアラダが仲たがいを起こしたらしい。
戦場で仲間割れとは、敵ながら間抜けな話だが、便乗すればここから巻き返せると思ったのもつかの間、司令部オペレーターの緊張で上擦った声が聞こえてきた。
『アウドムラ特攻第二波接近!周辺各隊!迎撃せよ!』
驚いて空を見上げると、アウドムラらしき艦影を複数確認できた。
それに向けて、王城付近から集結した部隊による対空砲火が撃ち上げられ、敵艦影に吸い込まれていった。
その光景を双眼鏡で眺めていると、集中砲火を受けた一隻が火を吹き、弾薬庫に引火でもしたのだろう、次の瞬間に爆発した。
数秒遅れて、離れた此方の方まで爆沈の轟音が響いてくる。
が、全撃墜には至らず、3隻が対空砲火を潜り抜けて、なおも落下を続けていた。
『司令部より友軍各隊へ!敵艦隊、阻止限界点を突破!なおも3隻落下中!全部隊、退避!落着に備えよ!』
まだ距離があり、それが向かっている正確な方角は良く解らなかったが、もしもこちらに向かっているのならば、解るほど近付かれた後ではもう手遅れだ。
これまで、観戦に徹していた、我々歩兵部隊も命令に従い、慌てて退避を開始した。
「落ちてくるぞ!走れ!今すぐここから離れろ!」
俺は、そう叫んで、隊の皆と共に山道を駆け下りた。
必死だったさ、あんなものが頭上に降ってきたらと思うと、生きた心地がしなかったからね、あの時は。
隊のみんなも同じだったよ。
みんな必死に逃げてたよ、脱落者が出ないよう、互いに声を掛け合ってさ。
つきやまさんなんて、叫びながら山道走って、舌噛んだみたいだし。
うん?つきやまさんが怪我しなかったかだって?…変な事気にするねぇ…
大丈夫だろ、あの人、日頃からぶつかったり転んだりしてるじゃないか。
それに、今まで怪我した所、見たこと無いし… 例え、気化弾頭の至近炸裂を食らって無傷でも、俺は驚かないね。
とにかくその時、俺達は必死で逃げたのさ、歩兵部隊への命令が取り消されるまでは…
『司令部より歩兵隊へ、アウドムラは王城近郊に落着した。現在、状況を確認中、現時点での損害報告無し、歩兵部隊は持ち場にて待機を継続、命令を待て。』
(こっち来ねえじゃん…)
安堵しつつも、それまでの必死さからかやや呆然とした様子で、元の持ち場に戻る歩兵隊の面々。俺なんて真っ先に逃げろなんて言ってもんだから、実にばつが悪かったな~。
命令は持ち場に戻るなり直にやってきた。
『司令部より歩兵部隊へ、王城近郊へ移動し、I=D隊と共同で敵降下部隊を迎撃せよ。』
王城で交戦中の友軍の支援に向えということだ。
質量爆弾に使用されたアウドムラは、さっき落ちてきた奴と合わせて、計5隻。
全部で10隻確認されていたから、残り五隻は未だ上空にあった。
その時既に、そいつらは、激しい対空砲火にさらされながらも、王城上空に到達し、チルをはじめとする機動兵器部隊を射出して、友軍と激戦を繰り広げていた。
みんな、先の退避騒ぎで体が温まっていたのだろう。
隊列を組むと身軽な動きで、山道を駆け下った。王城に近づくにつれ、友軍の優勢がはっきりしていった。
集結した全I=D部隊と王城部隊の猛烈な攻撃により、上空に浮かんでいたアウドムラは、搭載していた機動兵器を吐き出しきらないうちに次々と轟沈して行った。
ようやく、俺達、歩兵部隊が到着してみると、ちょうど最後のアウドムラが炎を上げながら、大地に沈んでいく所だった。
『アウドムラ、全艦撃沈!やったぞ!』
傍受した司令部の通信から、興奮冷めやらぬ通信士達の声が聞こえる。
『敵降下部隊の大量撃破を確認。勝利は目前だが、気を抜くな。各隊、アラダに警戒しつつ、残った敵を一掃せよ。』
友軍の優勢と大戦果を知らせる一報に色めき立つ歩兵部隊。
一戦も交えず、友軍の働きに便乗するなんて事になったら適わない、一刻も早く戦列に加わろうと、歩を進めようとした丁度その時、
『王城に落着した敵艦より異常熱源!…自爆か!?各隊、耐爆用意!急げ!』
その通信の一瞬後、城に突き刺さっていた2隻のアウドムラが爆発した。
唖然とするのも束の間、高々と立ち昇るきのこ雲に我に返った、我々は、耐爆防御にはいった。
まあ、簡単に言うと、窪地や遮蔽物に隠れて爆発の被害から逃れようとしたわけだ。
「姿勢を低くして、爆風を避けろ!」
仲間に呼びかけつつ、何とか遮蔽を確保し、一番低い姿勢、すなわち匍匐姿勢を取る。
(逃げたり、伏せたり、走ったり、こんなのばっかか…)
心のなかでそう愚痴りながら、仲間の様子を確認する。
手馴れた様子で防御姿勢を取る者(タチコジさんとか)、ひたすら神頼みを続けている者(例を挙げれば、つきやま女史)、他にも、藩の仲間を庇う者や落ち着きを払い、余裕すら感じさせる者…
頭を上げようとしている者が目に入ったので、注意する。
「まだ危ない!頭を上げるな!」
そいつが頭を下げた、その直後、爆風が来た。
なんせ、きのこ雲が上がるほどの大爆発だ、その威力たるや、凄まじいとしか言いようが無い。
ただの歩兵に出来るのは、物陰で小さくなって、その災厄が通り過ぎていくのを待つ事だけだ。
最早、他の連中がどうなってるかなんて確認のしようも無く、俺は、ただ耐爆姿勢を保ったまま目を瞑って耐える他無かった。
聞き耳を立てて、周りが静かになったことを確認してから、(隊の連中、藩の仲間は無事なのか)等等の不安を押し殺し、恐る恐る目を開けてみる…視界に飛び込んできたのは見事な蒼天、紺碧の青空だった。
爆風から身を隠すとき、一緒に確保していた通信機から声が聞こえる。
『司令部より全部隊へ、現在、状況を確認中。各隊、直ちに被害状況を知らせよ。…繰り返す…』脅威が去ったことに気付いたらしく、身を隠していた隊の仲間たちが身を起こし始めていた。
みんな、土埃を頭から被って酷い有様だったが、たいした怪我も無い様子で、皆、口々に互いの無事を喜んでいた。
『司令部より全友軍部隊へ、敵性反応の消失を確認。敵は撤退した、我々の勝利だ。…繰り返す…全友軍部隊へ、我々は勝利した!』
沸きあがる歓声、無線も互いの健闘を称え合う通信が飛び交っていた。
(…あれ?もしかして、俺ら1発も撃たないうちに戦争終わってもうた?…)
「ま、みんな生きている事だし、戦果なんぞ挙げられんでも別にいいか…」
そう口にすれど、何処と無くしっくり来ない勝利の余韻だった…



まあ、こんな所だな…
詰まらなかっただろ?
俺は、話下手だからなあ…
さて、休憩終了、と…
休日とはいえ、俺は何かと忙しいんだ。
ほら、さっさと出てった。

[ヲチ藩陸軍隊舎、休日の一場面より]
sasie.jpg

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  1. 2007/03/16(金) 01:18:48|
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藩王:ヲチ男爵
王犬:いよの

国是:
←左参照

国民名 [プレイヤー名]:
ヲチ(藩王:男爵)
GULE
od(執政)
秋雪
石動 乃衣 [noi]
liang
戸裏 永流 [dumm]
砺波 一哉
タチコ
タチコジ
瀬戸口まつり(摂政)[築山]
レオン
しまはる
以上12名

・BBS
・ゲーム用BBS
・ヲチ藩国会議場
・ヲチ藩国Hiki(暫定)

・ヲチ藩国ウェブメール

・ヲチぷれす
・国内作業BBS

・ページトレーサー
・ゲートトレーサー
・簡単申請マイルくん

LINK:
・無名世界観総合サイト
【Central World Time Gate】

・大儀式魔術アイドレス(大絢爛舞踏祭・テンダイス)
・ニュー・ワールド・チャット(NWC)

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