わんわん帝國 ヲチ藩国

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イベント19 ジェントルラット亡命

《ジェントルラット亡命関連報告書》

藩国サイド written by liang

摂政執務室にて、
〔訓練中のI=D遭難事故報告書より抜粋〕
『1月某日18:10 藩国南部山脈で訓練中の陸軍所属I=D・トモエリバー1機が連絡を絶つ。
同日19:30 捜索隊を派遣するも、日没と天候悪化による二次遭難の虞があり、当日の捜索は中断。
翌日07:30 捜索再開。
10:12 捜索隊が訓練エリア内の雪崩跡にて、当該I=Dと思われる機体の一部を発見。
機体は広範囲に散らばっており、これは落下の衝撃とジャンプロケットの誘爆によるものと思われる。
しかし、事故の影響で発生した雪崩により機体の大半は雪に埋もれており、機体の完全な回収は不可能と判断。
当機パイロットの発見は出来なかったが、所持品の一部を発見、死亡と断定し捜索を打ち切る。
事故原因究明のため、調査委員会を設立し調査及び分析を行う。
調査の結果、当該I=Dは訓練途中、誤って崖下に転落、落下の衝撃とジャンプロケットの誘爆により機体が大破した後、事故の影響で発生した雪崩に埋もれたものと推定される。
事故原因は、回収された機体の解析結果及び交信記録・事故当時の状況等から、パイロットの操縦ミスと断定。
事故原因がパイロットの人為的ミスであった事から、部隊関係者の処分は見送りとする。』

「以上が、遭難事故の報告です。」
GULEの前には、本国から派遣された査察官。
室内には、執政の砺波と主席吏族のodの姿もある。
丁度、査察官に軍の訓練中に発生した、I=Dの事故について説明している所だった。
「詳細はこちらの報告書に。」
odが、ぶ厚い報告書を査察官に手渡す。
「ところで、死亡したパイロットは、いったいどの様な人物だったのですか。」
報告書に目を通しながら、質問する査察官。
「はい、この様な事故を起こした以上、有能とは申せませんが誠実な人柄でした。詳しい経歴は、報告書に添付しています。」
「しかし、この者は、パイロットの経験が無い人物と見受けられますが、それがどうしてI=Dの訓練を?」
「我が藩では、人手が不足していますので、新型I=Dの導入と共に新しいパイロットの育成を行うため、別の部署からもパイロット適性のある人材を集めておりました。その為彼は、実験的にI=D隊に配属されていました。」
「ふむ、なるほど。」
「我が藩は、惜しい人材をなくしました。」
さらに、幾つかの質問をする査察官であったが、結局、書類・証言ともに不審な箇所を発見できなかった。
「良いでしょう。では、次の審査に移ります。」
「それでは、砺波・odの両名がご案内します。」
査察官は次の審査に向うため、砺波とodに連れられて執務室から出て行った。
一人、執務室に残されたGULEは、深くため息をつくと、窓から見える南部山脈の山々を眺めた。
上手くいけば、今頃すでに合流できている頃だ。
ちゃんとやれよ。
そう心の中で呟くと、GULEは、もはやこの国にいない仲間への加護を祈った。

亡命者サイド written by タチコ

ジェントルラット亡命作戦前夜

 その日、大規模な演習があった。
 先日の作戦失敗から、軍上層部では兵員の錬度の低さが叫ばれており、早急に軍としての体裁を整えなければならない。その様な事情を受けてのものだった。
 演習の内容は、雪山での行軍演習であり、急遽実施するには、危険を伴うものでは、あった。

 そして、僕は死亡した。書類上。
 演習中に吹雪に遭い、遭難したというのが原因である。
 雪山での大規模演習は、軍を挙げての大捜索へと移り変わり、昼夜を問わず実施されたが、僕は発見されることは無かった。数日が経ち、生存は絶望的とされた。
 同時に、僕の戸籍情報がハッキングされた。顔写真が、別人のものと差し替えられた。仮に作戦途中で僕が死亡しても、その死体とヲチ藩との関わりが判明することは無い。


 その様な処理が為される前、大規模演習は滞りなく実施されていると、多くの者が信じていた頃。
 僕は、雪の中をひっそりと歩いていた。隊から離れ、もう3時間は歩き続けている。事前に伝えられていた地点に、そろそろ辿り着いてもいい頃だったが、白く塗りつぶされた景色は、僕から距離感覚を奪ってしまっていた。

 本当に遭難してしまったんじゃないかと不安になった頃、低いエンジン音が耳に響いてきた。殆ど車通りの無い道路に停車された、I=D搬送用のトラック。ようやく辿り着いた、集合地点である。

 トラックまで5mぐらいの距離まで近づいたとき、突然トラックのドアが開いた。
「いやあ、すまなかったね。家出少年のような真似をさせて。」
 そういいながらトラックを降りてくる人物を見て、僕は驚いて最敬礼した。
「藩王・・・陛下。」
 いいからいいから、と笑いながら、ヲチ藩王は僕を助手席へと招き入れ、自分も運転席へと乗り込んだ。すぐに車が発進する。

 藩王から手渡された缶コーヒーを弄びながら、僕は口を開いた。
「陛下自ら、ドライバーになって頂けるなんて・・・。」
「それだけ、今回の作戦が極秘を極める、ということだよ。君が今こうしていることを知っているのは、僕を含めた数名のみ。これが天領に知れれば、この藩もジェントルラットと同じ運命を辿るだろうね。」
 それに、と藩王は正面に視線を据えたまま続けた。
「この作戦は、命令というよりも、僕の個人的なお願いのようなものだからね。藩益にも沿わない、帝国の意思にも反する、王の判断としては愚策もいいところだ。」
 ハンドルを握る手に、ぐっと力が入るのがわかった。
「だから、作戦に参加する君には、僕から直接『お願い』する必要があると思ったんだ。」
 藩王は、まっすぐに僕の眼を見た。透き通るような青い眼だった。
「ジェントルラットを、守ってやってほしい。国家が国民を殺すようなことは、あってはならない。そして、必ず生きて帰ってほしい。」
 トラックが車線から逸れそうになり、ハンドルを切る。車体が揺れた。
 一瞬、敬礼して答えようかと思ったが、やめた。助手席に座ったままでの敬礼は無礼であったし、藩王の言葉にもそぐわない。横顔を見つめたまま、口を開いた。
「必ず、陛下の気持ちに応えてみせます。」

 戦地までは、まだ距離がありそうだった。
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  1. 2007/01/20(土) 21:00:00|
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