わんわん帝國 ヲチ藩国

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イグドラシル 2007/01/02 05:00


《イグドラシル》



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〈人イグドラシル:北国人〉
ヲチ藩国の国民は基本的に雪のような白い髪と透き通るような白い肌が特徴的な民族である。
男女問わず美形が多いため、その姿を一目見ようと観光に来る者も多い。
国民には犬の能力を付加された人、実験体たちの子孫である犬士もいる。
現在では血も薄まっているため外見上はほとんど区別が付かない。
しかし、彼らは犬士である事を誇りに思っているため犬耳と尻尾を付け、自らを犬士として周囲にアピールしている。
国民の人柄としては藩王を代表するように基本的にのんびり屋が多く大らかであるといえる。
だが、冬の厳しい気候と付き合い続けているところからのん気とは違い、物事をあるがままに受け止める度量の広さ、
最後の一線で踏み止まる事が出来る根性を持ち合わせている。
また、厳しい自然と立ち向かうために古くから助け合いを身上としている。
そのため、困っているものがいれば決して見捨てない暖かさを持っており、
寒いこの国を訪れても国民たちの暖かさに触れる事で寂しいと思うことはないだろう。
体を使うよりは頭を使う頭脳労働の方が得意であり、知識欲が旺盛である。
そのためか、物事を突き詰めなければ気がすまない性質で熱中すると周りが見えなくなる。
また、感性が鋭く絵画や陶芸を嗜む者も多く、芸術家も多く存在する。
基本的には大らかなのだが、ある特定の分野(自分が重きを置いている事柄)においては驚くほど譲らないため、
芸術家や研究者が多く育ったのかもしれない。
最近ではモータースポーツが国民の間で流行しているのだが、レースに参加している者の入れ込みぶりといったらすさまじく、
正直このレースから新しい技術が生み出されていっているほどである。
国民たちはみかんといよかんをこよなく愛しており、これら無しでは生きていけないという弱点を持つ。
寒い日は、コタツに入りながらみかんといよかんを食べるのが国民の正しい姿である。

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〈人イグドラシル2:山・森・小麦〉
ヲチ藩国の春から秋にかけては、南より暖かな季節風が吹き込む。
この季節風は藩国南の山脈を越える際にほとんどの水分を失うので乾燥している。
このため、春から秋の間は温暖で乾燥した気候である。雨はほとんど降らないが、
国土を縦断する大きな河川が存在するため、渇水に悩まされることは少ない。
一方、冬になると北から冷たい季節風が吹くようになり、藩国南の山脈を越える際に大量の雪を降らせる。
イラストは南にそびえる山脈であり、これらの山々においては海抜1500m以上の地帯で亜高山帯針葉樹林が生い茂っている。また、山の麓には肥沃な土壌が広がっているために小麦の栽培が盛んであり国内でも最大規模の小麦畑となっている。

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(人イグドラシル2:家+雪原〉
ヲチ藩国において冬場は季節風の影響より大量に雪が降り積もる豪雪地帯となる。
そのため、国民が住む家は雪の重みで家が潰れてしまわないように屋根を急斜面にしており、雪が落ちやすいように工夫してある。また、水に強い材質の建材を使用しており数mの雪が積もっても耐えられるようになっている。各家々にはコタツが常備されている。ホットカーペットやエアコンなどといった暖房器具は邪道であり、暖を取るといったらコタツか石油ストーブ(最近はガスストーブも広まっている)と相場が決まっている。
人々の居住地域は山よりは大分海沿いに近い方であり、山の麓に近づくにつれ農作地帯が広がっているのだが、一部は開発される事無く何も無い平原が広がっている。この平原は大雪が降る冬場になると眩いばかりの銀世界へと姿を変える。何も無い故に美しくまた寂しくもあるこの一帯を人々は気に入っており、そのため一部の平原は子供たちが自由に遊べるようにという理由も含めて平原としと残してある。ちなみに、イラストにて描かれているように平原の近所にも居住区は存在しており、冬場になると何も無い雪原にて子供達の元気に走り回る姿を見ることが出来る。


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〈職業イグドラシル:吏族+整備士〉
吏族とは、戦闘事務や書記業務を担当するいわゆる官僚であり、
一方の整備士は車両や機械設備等を管理・調整し、性能や稼働率を維持する技術者である。
この二つの職業にはなんら接点が無い様に思われるが、ヲチ藩国ではそうとも言い切れない。
ヲチ藩国は昔から、陶磁器の職人などの芸術家や技術者を尊重してきた歴史を持ち、
上流階層では、そういった芸術や技術を習得していることが一つの嗜みとされていた。
現在でも華族や吏族などのあいだにこの風潮は残っており、
以前は陶芸や絵画が主流であったが、
近年では藩国民全般に人気のあるモータースポーツを嗜むものもいる。
大抵は幾人か共同でチームを立ち上げ、休日にもなるとサーキットに集まり、
ドライバーや整備士として、大会出場を目指し、活動する。
また、この藩国では、様々な種類のモータースポーツがあるが、
全ミリタリー同好協会が主催する退役軍用車両部門(車種別)というユニークなものがある。
これは耐用年数に達し、兵装を排除して民間に払い下げられた軍用車両を整備して
レースを行うもので、予備役・退役軍人の他、一般人や学生の参加も見られる。
この競技は、国防関連の部署に勤める吏族にも人気があり、いくつかのチームが参加している。
そのため、通常の事務業務のみならず、軍用車両の整備や運転まで出来てしまう吏族が存在する。
ちなみに、イラストの左側の人物が付けているブローチは、藩国花である
「みかんの花」をデザインしたもので、吏族の地位を証明し、デザインにより、階級をあらわしている。
(葉の数で階級を示し、高官はみかんの花ではなく、いよかんの花)
吏族として業務に従事する際は、これを身に着ける事が義務付けられている。
また、羽織っているマントは100年ほど前まであった宮廷服のなごりである。
複雑で業務に向いていなかった宮廷服は簡略化され、
外出時や式典のときに着用するマントのみが残った。
マントは宮廷服時代の風習で、階級が上がるにつれ丈の長いものを着用する傾向にある。
このマントの着用は義務ではないが、慣例として着用するのが普通である(屋内を除く)
王宮勤務や窓口業務を担当する者は別ではあるが、式典でもない限り、
一般の事務関係に携わるものが正装を着用することは無く、正装にもマントを除き、
特に定められた制服などは無い。

*技:Getting Things Done!(知識+1)
お役所仕事。それは、たらい回しと非効率の代名詞。休みも返上で飛び回る努力の人やらの詳しい内情はともかく、
タックスペイヤーからは何かと陰口を叩かれる立場がお役人である。ここヲチ藩国では、役人を称して吏族と言う。
ただ名前が違う、というだけではない。彼らの迅速な仕事ぶりは、納税者たちに一切の陰口を叩かせない。
なぜ、迅速なのか。それには最近流行のモータースポーツが関係している。
彼ら吏族の中には、教養の一環としてモータースポーツチームを結成し、大会に参加するまでに至った者たちがいる。
この技は、そこを発祥としたものである。ご存知の向きもあろうが、モータースポーツのピットはコンマ秒を争う戦場である。
タイヤ交換などのメンテナンス時間はそのままタイムに加算されるとあっては、
整備士たちはパイロットにも劣らず整備時間の短縮に血道を上げる。整備の手業それ自体もさることながら、
重要なのは押し寄せる作業をいかにうまくさばききるか、ということである。
どれだけ素早くネジを回せたとしても、どのネジを回すか迷っているようでは何もならない。
この技は、その戦いの中から生まれた。そもそもは、整備士たちが自分の持つ知識を整理しなおし、
緊急時の対応手順をあらかじめ定義したことに始まる。
自らなしうるところをよく知り、事あった際に何をすればよいかを予め考えておけば、
いざと言うとき少しも慌てず対応することが出来る、という理屈である。
次第に、その方法論は吏族の仕事にも同じように適用可能であることが気づかれ始めた。
仕事のうち、突発的に発生するもの、それらの情報を収集し、予め対応を検討しておくことで、
割り込み処理の応答性、さらには割り込み処理以外を含む仕事全体の効率も向上することがわかったのである。
今や、ヲチ藩国政庁には、非効率もそれを一人で解決しようとする努力の一も存在しない。
ただ、押し寄せる仕事を1.5倍の速度で片付け、定時にタイムカードを押しては
うきうきと整備工場に向かう吏族たちがいるだけである。

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〈イグドラシル2:政庁舎〉
政庁では、吏族たちが、藩国や都市の運営に必要な行政業務を執り行う。
その中には、所謂役所や、裁判所なども含まれる。
イラストの庁舎は、ある都市のもので、ヲチ藩国の庁舎としてはごく一般的であるが、
敷地内のみかんのオブジェで有名である。
このオブジェは、この都市出身の、みかんをこよなく愛することで知られる新人芸術家の作品で、
都市と庁舎のシンボルとして寄贈されたものだが、なぜか小さい子供に人気がある。
一時、撤去騒動などもあったが、紆余曲折をへて、
今でも庁舎と遊びに来る近所の子供達を見守っている。

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〈イグドラシル2:整備工場〉
整備工場は、整備士たちの職場であり、聖域である。
この藩国の整備士教育は、現場主義で、一種の師弟関係の中で技術を学んでいく。
(当然、基礎的な知識と技術を習得していることが条件)
そして、師匠から、己の技術に誇りと責任を持ち、
機械とその操縦者のことを第一に考えるように、教育される。
この事から、整備士の仕事に口を挟む等という事は、その誇りを傷つける行為である。
故に、パイロットは整備士を信頼し、整備士は己の誇りをかけて、
その信頼に応えることが、理想とされている。
なお、ヲチ藩国の整備工場の特徴として、
近所への騒音防止・機材の保護・雪害対策が考慮されており、
その結果、頑丈な壁と扉を付けたり、
設備を地下に設置するなどの処置が採られていることが多い。



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〈職業イグドラシル:パイロット+星見司〉
ヲチ藩国では、宇宙開発(及び世界観測)の一角を空軍が担っている。
もともとは、空軍を有する国防省と、独立した研究機関である藩国立世界観測研究所(世界研)という
二つの機関が別々に研究を進めてきた。
しかし、グレイハウンドの導入や、RBの登場など、国防省側に有利な状況が多く発生し、
その結果、空軍に予算を持っていかれ、思うように研究を進めることが出来なくなった
世界研の上層部の一部が安全保障に関わる機密データと共に、にゃんにゃん共和国へ
亡命しょうと画策、防諜組織に阻止されるという事件がおきた。
技術立国であるヲチ藩国では、スパイ行為は外患誘致に準ずる重罪である。
(藩国民には移動の自由があるので、脱藩自体は、
推奨はされないまでも、それ程咎められる行為ではない。)
協議の結果、藩国議会は、世界研の解体と宇宙開発(及び世界観測)を、
国防省に一本化する事を決定、施設と人員、研究及びそのデータは空軍が引き継ぐこととなった。
空軍に吸収されたされた際、星見司はパイロットに配属された。あくまで建前上の話で、
現在でも実際にパイロット技能を修得しているものはほとんどいない。
しかし一応パイロットに配属されているため、パイロットスーツは支給されている。
(見た目さえ気にしなければ)耐寒性にすぐれているため冬場は常時着ている者も多い。
冷え込みが激しくなると、さらにコートなどを羽織りよく分からない格好をしている者も
出てくるが本人たちは気にしていないようである。
世界研解体後、空軍に移籍した星見司の一部はある部隊に配属された。
それが、藩防空軍世界観測集団航空教育実験隊である。
この部隊は、空軍のエースと、旧世界研の星見司を教官とし、
飛行学校の成績優秀者を集めて作られた特別教育部隊で、世界の謎に挑戦する人材を
養成することを目的としている。
世界の謎に挑戦するには、謎を追う星見司としての能力のほか、根源種族や
世界移動組織との交戦もありうるとして、パイロットとしての能力も必要不可欠と判断されている。
そのため、パイロットと星見司、二つの技能に習熟した謎探索の専門部隊設立を目指している。

*技:前を見るときは後ろも見ろ(知識+1)
星見司とは、すなわち謎を追う者の謂いである。
そして謎を追う者とはしばしば、知りうる全てを知らなければ気がすまないちょっとどうかしている人々でもある。
……えーと、いい意味で(フォロー)。
そんなわけで、形式上空軍に配属された星見司たちは猛然たる勢いで空軍内部の資料群を読破しはじめた。
これは単なる趣味ではない。蓄えた世界内知識と他世界情報とを比較することで、ワールドタイムゲートの
情報補間状況の把握に役立てる一種の比較世界学的アプローチであり、れっきとした研究なのである。
繰り返すが、単なる趣味ではない。だから、これも言い訳ではない。ないってば。
さて、そんな資料の中に空軍練習生用の練習機マニュアルがあった。いわゆる赤トンボマニュアルである。
その中の一冊、ページの端に書き込まれた練習生のメモが一人の星見司の目を引いた。
「前を見るときは後ろも見ろ!」
おそらく、練習飛行の折に教官が叫んだ言葉をでも、地上に戻ってから書き留めたものであろう。
空戦初心者が陥りがちなミスだが、空戦時の監視体制としてもっとも重要なのは後方の監視である。
これは自分が敵機を攻撃しようとする際、はたしてどの方向から襲い掛かるのがもっとも有利であるか?
という点を考えれば容易に理解できるものと思う。
故に、教官は「前一割後ろ九割」や前述のような標語でもって、後方監視の重要性を指導する。
そのうち、この標語は星見司たちの間で流行し始めた。最初は、これまで数々のトラップにひっかかりまくり、
あげく最低難度問題にまで罠を探し始めた自分たちをこの言葉と重ねた、自嘲めいたつぶやきとして。
やがて、げに驚くべき考察にたどりついたその時に、舞い上がった自分自身を落ち着ける警句として。
それは単純な話だった。トラップを解いたと思ったその時は、単純な答えを。
いとも簡単に解けたと思ったその時には、トラップの存在を。それを疑うだけで、トラップによる損失、
過剰考察によるロスは2/3まで減少した。
必要なのは、ほんの少し謙虚になることだったのである。

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〈イグドラシル2:クドリャフカ観測センター〉
世界研解体後に建設された世界観測施設、「クドリャフカ」は当施設の所在地の地名。
同名の空軍基地に隣接するように建設されており、航空教育実験隊はその基地の所属である。
この観測センターは、藩国中に点在する観測所の情報を集積しており、
星見司達が分析を行っている。
観測所は高山地域など、人口密集地から離れた場所にあることが多い。
イラストは、クドリャフカ地域の山中にある観測所で、航空教育実験隊の研修生達は
ここで星見司の研修を受ける。

(クドリャフカ空軍基地)
グレイハウンド(GH)やゴーストドッグ(GD)を有する、藩防空軍軌道防空団の基地。
藩防空軍軌道防空団は、発足したばかりであり、
GHやGDの運用や戦術も研究が始まったばかりである。
当基地は、航空教導団による、練習飛行隊の基地としても利用されており、航空教育実験隊と、
その訓練の指導に当たる特別教導飛行隊が駐屯している。
全長2600メートル幅60メートルの滑走路を有する他、宇宙開発・軍事の両面で使用されている、
藩国唯一のマスドライバー施設がある。
滑走路は基本的に練習飛行隊が使用している。
この他、藩国上空の周辺宙域を監視する対軌道レーダーサイトなどの施設も有するが、
これ等防空レーダーの類は、他の基地にも存在する。

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〈イグドラシル2:飛行場+退役空母「パトラッシュ」〉
藩防海軍が保有していた唯一の通常型航空母艦で、つい先日、退役した。
最大40機の艦載機の搭載能力を持ち、藩防海軍の象徴とされてきた。
兵装はすでに除装しており、搭乗員も最低限しか居ない。
当初、記念艦として存続させようとする案もあったが、維持費が掛かり過ぎる事と、
港に係留し続けるには大き過ぎる事などから廃案になった。
後継艦の建造は、予算の関係から遅れている。
航空教育実験隊には、なるべく多くの経験をつませておくべきとの意見により、
解体前の最後の任務として、航空教育実験隊の訓練に参加、基地を望む沖合いに停泊し、
離着艦訓練などを行っている。
訓練終了後、生まれ故郷である、コゴロウ造船所のドックにて、解体される予定。



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〈職業イグドラシル:歩兵+犬士〉
犬士:犬の能力を付加された人。
生体兵器を造る過程で生み出された実験体を祖にする。当時は狼男のような外見であった。
生体兵器の研究自体は、数体の実験体を造った段階で打ち切られた
(スポンサーが世間体を気にして逃げたため)。
研究資料とともに処分されるはずだった実験体は、一部の研究者の手により逃がされた。
殺すのは忍びないとの処置であるが、逃がした後のことまでは考えていなかったようである
(自分たちの今後の身の振り方で精一杯)。
逃がされた地には、いくつかの集落があった。空腹を満たすために集落へ近寄る実験体たち。
それに気付いた集落の住人達は彼らを新たな住人としてあっさり受け入れた。
住人達からは差別も哀れみもなく、あるがままを受け入れる懐の広さ
に実験体たちは感動し住人たちを守って生きていくことを誓う。
やがて実験体たちは犬士と呼ばれるようになり、集落はヲチ藩国へと発展していった。
現在の犬士は、世代が進むことで血が薄まり外見は他の者と変わらない。
だが、藩国の守護に尽くした先祖への敬意と、自らがその子孫であるという誇りから、
犬耳と尻尾を付けて自分は犬士であることをアピールしている。
ヲチ藩国の国防組織は、藩防陸軍・海軍・空軍が組織されており、
構成員の確保手段として、志願制を採用している。
当藩国民は、全般的におおらかで、争いを好まないが、
国防に対する関心は高く定員目標は毎年達成していた。
近年、軍備の近代化の進行により、軍の定員数は横ばい、または減少傾向にあったが、
先の騒乱の影響で、予備役を中心に大規模増員されることが決定し、
大勢の藩国民が募集に応じている。
その中でも、歴史的背景から、当藩国に忠誠を誓う犬士の応募が多く、
応募率は人口比にして非犬士の2倍という統計が出ている。
また、藩防軍と犬士との関係は以前から深く、代表的な例として、ヲチ藩国王直属で、
特殊作戦に従事する特務連隊の所属で藩国随一の精鋭部隊として名高い、
第一降下猟兵大隊は、経理などを除く大半の構成員が
犬士出身者で占められている事が挙げられる。
この部隊は、階級が伍長以上の優秀な兵士からの志願者を、厳格な選考試験で選別し、
その合格者をさらに厳しい訓練によって、練成した特殊部隊で、隊員達は、
高度な戦闘技術はもとより、狙撃や情報などの専門技術、
自由降下や潜水・山岳潜入などの潜入技術を所持していることで知られている。
この他、一般の部隊でも、オペレーターや歩兵、戦車兵など
様々な兵科で活躍する犬士達の姿が見られる。
イラストは、礼装で、第一降下猟兵大隊の最終選抜試験終了の式典に臨む、
女性犬士士官の勇姿である。
この様に、犬士出身者は女性でも軍幹部を志すものが多く、かつ、
あの第一降下猟兵大隊の隊員にも、少数ながら犬士の女性兵士が存在することの証明である。
ヲチ藩国の歩兵は通常、黒い軍服を着ているが、犬士の場合は軍服の上に青いコートを着る。
青は犬士にとって思い入れのある色である。

*技:ホロフォニックス(感覚+1)
犬士とは、犬の能力を付加された人、実験体たちの子孫である。いまやその血も薄まり能力の多くは失われて久しい。
だが、ほんのわずかながらその能力は受け継がれている。
彼らの耳は、ほんの少し鋭い。可聴周波数帯がただびとよりもわずかに広いのである。
これは、不思議な効果をもたらす。音像定位力の向上である。
音像とは、耳から受け取った音情報を心理空間内にマッピングすることで得られる空間像のことである。
もっとも身近な例としては、ステレオ音響システムがある。左右2チャンネルの音情報を入出力することで、
音源の左右位置を表現することができる。
車が右から左に通り抜ける、ステレオコンポのデモテープを耳にしたことがある向きもいるかもしれない。
さらに複雑な例としては、音像定位ヘッドフォンがある。
通常のステレオヘッドフォンは、音像の左右位置は再現するが前後位置は再現しない。
その結果、先の車のデモテープなどをヘッドフォンで聞いた場合、
右から走ってきた車が自分をすり抜けて左に走り去る、ひどくシュールな聴覚体験をすることになる。
音像定位ヘッドフォンは、オーディオ機器から受け取った音信号の周波数帯に特別な処理を加えることで、
音像の位置を通常より前方にずらす。
結果、このヘッドフォンで聞く音は、まるで前方のスピーカから響いてくるように聞こえることになる。
さて、犬士の場合であるが、音像定位力が向上する点は前に述べた。
その内容であるが、距離・方向に関する精度の向上といえる。
日常生活において、音を頼りにものを探すことがある。
その際、大体の方向はわかっても、正確な方向がつかめないことはしばしばあるだろう。
これは、方向に関する精度が低いため、音像を正確な方向に定位できないのである。
また類例として、正確な距離をつかめないということもある。
犬士の場合、これらの精度が向上し、犬士の血を引かない場合に比べてエラー率は2/3に減少する。
これは野外戦・屋外戦を問わず索敵において大きな利点となるため、
犬士出身の歩兵に関しては特別に訓練プログラムが組まれ、能力向上に努めることとなる。


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