わんわん帝國 ヲチ藩国

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炎熱編集櫻井 2007/07/13 20:10





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いでたちは、どこにでも居るような、スーツにネクタイ、ポケットには校正用ボールペンと、いたって(?)普通のサラリーマン風。
事実、会社に勤めるサラリーマンなので、何の問題もない。
ただ、彼(もしくは彼女)は、どこにでも現れる。
・・・そこに、原稿をあげない作家が居る限りは。

海法紀光という作家が居る。
通称「避け作家」。
原作がシューティングゲームである小説を書き上げたという偉業を持つ人物であるが故に、そう呼ばれている。
だがもう一つ、彼自身が全てを「避け」る事から付いた名前でもあるのだ。
銃弾も、誰かも不幸も、(・・・自身の幸福も)、そして、締め切りさえも。
ニューワールドでは、自身が治めている「避け藩国」に居る事がほとんどだが、たまに帝國にあるヲチ藩国に滞在している事もある。
人々は「藩王の仕事もきっと避けてるんだ」と噂しているが、事実は、弱小国のヲチ藩を影から支えてくれているのである。
そこに、ふらりとやって来た一人の人物。
彼にとって、なぜ居場所がとか、世界が違うなどは問題ではなかった。(既に小笠原には海法さんを追って登場している)
炎を背負い、(どこか鬼畜な臭いのする)黒光りする眼鏡を右手で少し持ち上げ、炎の熱で上昇する空気にゆられるネクタイを押さえつけようともせず、彼は跳んだ。

名を、炎熱編集という。

王城にて、一人の使用人に声をかける。
「ここに、避け作家は居ますか?」
その鋭い眼光に、一瞬言葉を忘れる。
「え・・・・えぇ。たまにですが、いらっしゃいますよ」
「そうですか、ありがとう」
彼は、礼を言うと、ヲチ藩国滞在の許可を貰うために藩王のところに向かった。



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