わんわん帝國 ヲチ藩国

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イベント31 法官試験 2007/01/26 22:50


《法官試験答案》



法官試験答案 作成者 od

設問1 なぜ法をもて人を管理する必要があるかを答えなさい。
社会をひとつのシステムとして考えると、システムをシステムたらしめるためには
そのシステムのなんたるかについて構成要素=成員間での合意をとる必要がある。
さもなくば、構成要素は互いに異なるシステムを実現すべく動くことになる。
また、その合意が強制力として働くことで、構成要素が互いを管理する必要がある。
さもなくば、いったん取り決められた合意は構成要素による恣意的な改変に晒される。
社会というあるひとつのシステムを安定した形で構成するために、法をもて人を管理する必要がある。

設問2 未必の故意とはなにか、答えなさい。
Wikipedia日本語版によればその定義には諸説あるが、大筋をまとめるに故意と過失の境界、その故意側の"きわ"にある概念といえる。

故意 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%AA%E5%BF%85%E3%81%AE%E6%95%85%E6%84%8F#.E3.80.8C.E6.9C.AA.E5.BF.85.E3.81.AE.E6.95.85.E6.84.8F.E3.80.8D.E3.81.A8.E3.80.8C.E8.AA.8D.E8.AD.98.E3.81.82.E3.82.8B.E9.81.8E.E5.A4.B1.E3.80.8D

アイドレス事務局の判断に則して考えると、まずルール違反に至った経緯をミス(故意ではない)・意図的(故意)・未必の故意の三種に分類している。その中で、ルール上不可能もしくは不透明な行為を実行し、かつルール違反を行うという明確な意図があったといいがたいケースを未必の故意としている。

アイドレス事務局からのお知らせ(不正、ミスのペナルティ) 電網適応アイドレス/ウェブリブログ
"完全な故意ではなくても結果を見据えた上での行為であり、これは未必の故意であると判断します。
 その一方で、完全な故意と言うにはオープンな場でのやりとりであり、強く意識した上での行為でない点も見受けられます。今回問題になっているプレイヤーは隠し事をするならメッセンジャーや電話でやろうと考える能力や知識は持っていると判断しており、よって私は本件は未必の故意のもとでの不正行為と判断します。"
http://blog.tendice.jp/200701/article_106.html

設問3 殺人を犯したのに死刑ではなく懲役刑になることが多いのはなぜか、答えなさい。
設問に「殺人を犯したのに死刑ではなく」とあるが、これは「殺人者は死刑に処せられる=殺されるべきである」という考えを暗示している。これを報復刑という。
一方に教育刑という考えがあり、これは刑罰をもって受刑者を更生せしめることを主眼とする。近代法においては多く教育刑主義を採用し、受刑者は応報を受けることではなく更生することを要求される。
懲役刑になることが多いのは、近代法が教育刑主義を採用し、また多くの場合受刑者が更生の余地あり、とみなされるためである。

設問4 アイドレス世界での標準的な罰則金の額を答え、増減の仕組みを説明しなさい。
イベント一つあたり資金-10億が、標準的な罰則金である。
実例として、吏族招集に応えられない藩国は資金-10億のペナルティを受ける。
また、吏族チェックにおいてミスが発見された藩国は資金-10億のペナルティを受ける。
罰則金は、公益に対する貢献/阻害に応じて増減される。
例)
・ミスの自己申告は、公益に対する貢献(チェックへの協力)とみなされて減額される。
・尚書/吏族への反抗は、尚書/吏族が体現する公益の阻害とみなされて増額される。
・尚書/吏族の不適切な判断は、尚書/吏族が体現する公益の阻害とみなされて増額される。
・意図的なルール違反は、ルールが体言する公益の阻害とみなされて増額される。

設問5 法を厳しく適用する場合のデメリットと、法の適用を機械ではなく人間が行う意義を答えなさい。
法とは言葉で表されるものだが、言葉(とくに書き言葉)とは本来デジタル、あるいは離散的なものである。これは、ネットワークにおいて文字がコード化可能だという事実からも明らかである。一方、現実の社会はアナログ・連続的なものである。これも、我々の住む空間が連続的なものであるという事実から明らかである。このギャップにより、社会というシステムの中でおこりうる事象を全て法の中で記述することは非常な困難を伴う。
ここで離散的なままに法を厳しく、つまりきわめて機械的に厳格に適用した場合、条文と現実の間の微妙な差分は切り捨てられてそのままとなる。またこれは、適用される側の行動を法の枠内に硬直化させる。これらでデメリットである。
しかし、法の適用を機械ではなく人間が行うことで、この離散と連続のギャップを埋めることが可能となる。なぜなら、人間こそが連続的な現実を切り取って、離散的な言葉となす能力を持っているからである。
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